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横浜赤レンガ芸術祭 和楽 開催報告

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開催概要

横浜赤レンガ倉庫に現代日本の美が花ひらく

 海からの潮風が心地よい4月のうららかな陽気のなか、「横浜赤レンガ芸術祭 和楽」はついに開催のときを迎えました。会場となる横浜赤レンガ倉庫は明治の終りから大正の初めにかけて建設された歴史的建築物で、2002年に商業・文化施設として生まれ変わり、今では年間500万人もの来場者を数える横浜有数の人気スポットとして知られています。そんな華やかな舞台で開催された「横浜赤レンガ芸術祭 和楽」は、開場まもなく出展関係者や地元の方々、修学旅行生など幅広い世代の方々にご来場いただきました。
 会場の入口には、受付とともに茶席が設けられ、まさに「和」の雰囲気が満ちています。野点に見立てた緋毛氈の縁台と野点傘、さらに羽田翔香さんによる書や壮麗な桜と椿による生け花のあしらわれた空間が上品な華やぎを演出していました。
 展示スペースは直線上に並ぶ3つの展示室で構成され、それぞれに天井まで高く伸びたらせん状のバルーンのオブジェを配し、広い空間にアクセントがつけられています。3つの展示室のうち、まず2室が掛け軸や一字書などの書作品、水墨画などを中心に展示する空間となっており、モノトーンによる東洋独自の芸術がモダンな空間に溶け込み、外の賑わいとは別世界の凛とした雰囲気を醸しだしていました。各展示室には絵画、写真、工芸などの作品も並び、作品一つひとつにそれぞれの作家の個性が滲みでて、来場者の目をつよく引きつけていたように窺えます。
 ご鑑賞を終えた方々には、会場入口の茶席にて抹茶と和菓子での一服を楽しんでいただくサービスも実施いたしました。会期中の金・土曜日には裏千家流の茶道家を招いての本格的な茶事も催し、訪れた皆さまには存分に「和の楽しみ」を味わっていただくことのできる展覧会になったといえます。

 

アンケート結果

アンケート結果から

 会場では、ご来場の皆様にアンケートによるご意見・ご感想を頂戴し、計326件にのぼる回答をいただきました。アンケートによると、来場者の年齢層・男女比にあまり偏りはなく、幅広い層の方々にご来場いただいたことが窺えます。
 感想を具体的にみていくと、まず会場に関しては「広く空間を取って落ち着きがあった」「シンプルで清々しい」「モダンな雰囲気で、風船のオブジェも面白みを出していた」「ちょうどいい作品点数」「照明がよく配慮されている」など。一方、「作家のプロフィールや制作意図などが添えられているとありがたい」「座って鑑賞できるように、椅子などがあるとよかった」などのご意見もいただき、今後の改善に努めていく所存です。
 展示内容については「偶然訪れたがよい時間を過ごせた」「ふだん見る機会がないので楽しかった」「いろいろな作品を鑑賞できて勉強になった」など、日ごろ展覧会を見ることの少ない方にも美術の魅力をご堪能いただけたことが窺える意見が多かったのが特徴で、こと書に関しては「こんなにも感動を呼ぶものとはじめて知った」など、かつてない感動体験を得た方もいらっしゃったようです。
 ご自身で創作活動をされている方も「作品のレベルが高くて驚いた」「通りいっぺんの作品でなく、何度も会場を往復した」などの感想をくださり、「心がなごんだ」「現実から離れられた」など、いい気分転換になったという方も多くいらっしゃいました。
 ほかにも「『和楽』の名に相応しい作品ばかり」「あらためて日本人でよかったと思った」「日本にはいろいろな文化があることを知った」というように、今回のテーマを楽しんでくださった方が多かったことはたいへんありがたく、ひとえにご出展された皆様の作品の質の高さによるものと感謝しております。

 ご協力いただいたアンケートを参考として、これからも美術界の活性化のため邁進していく所存でございます。
 最後になりましたが、本展の成功はひとえにご参加いただきました皆様方のお陰でございます。あらためて、心より感謝申し上げます。

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