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トップページ > イベント情報 > 横浜赤レンガ芸術祭「和楽2013」  開催報告
高台寺文芸うちわ展 涼の言ノ葉

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開催概要

和の華やぎと芸術が調和する心安らぐ美の世界

 快晴に恵まれ今年一番の賑わいをみせるGWの横浜赤レンガパークにて、和楽第3弾となる「横浜赤レンガ芸術祭 和楽2013」が幕を開けました。会場となる横浜赤レンガ倉庫は大正時代から長らく保税倉庫として活躍した後、2002年に商業・文化施設として生まれ変わり、以来、年間数百万人もの人々が訪れる横浜有数の人気スポットとして親しまれています。老舗の名店や話題のレストランが軒を連ねるなか、GW中は広場にてドイツビール祭りが大々的に催され、連日、活気に満ちた賑やかさとなりました。
 ギャラリー入口には、受付とともに来場者をもてなすための茶席が設けられました。日本庭園風に仕立てられた生木のディスプレイと野点に見立てた緋毛氈の縁台が、屋外の光景とはがらりと印象を変えて来場者の心を和の雰囲気へと誘います。
 展示スペースは直線上に並ぶ3つの展示室で構成され、入口に立つと30メートル以上続く会場を奥まで見通すことができます。シンプルな白壁と天井を覆う黒い鉄網が倉庫だった頃の名残をしのばせるこのギャラリーに、今年も総数141点もの個性豊かな作品が並べられました。
 会場に入るとまず書道作品から並び、漢字、仮名、近代詩……と書道だけでも幅広いジャンルが鑑賞できる作品群は、まさに「和を楽しむ」にふさわしい取り揃えとなりました。展示室を奥へ進むと、水墨画や版画、日本画、油彩と、徐々に色彩豊かな作品世界が広がり、それぞれに全く異なる表現の多彩さを鑑賞することができます。各展示室では、それぞれの展示作品らのイメージに合わせ、竹筒を花器に用いた和モダンなフラワーアートが施され、一見無機質な印象でもあるギャラリー空間に清々しい華やぎを加えています。
 ご鑑賞を終えた方々には、茶席にて抹茶と和菓子がふるまわれました。お抹茶での一服を珍しげに体験される若い世代や、縁台で作品について和やかに談笑するグループなどが見受けられ、訪れた方それぞれに、存分に和を楽しんでいただけたかと感じております。

 

アンケート結果

アンケート結果から

 会場では、ご来場の皆様にアンケートによるご意見・ご感想を頂戴し、計559件にのぼる回答をいただきました。 アンケートによると、赤レンガを訪れたついでに「和楽」に立ち寄ったという方が大半であるものの、ネットの情報を頼りに足を運ばれた近隣の美術愛好家も多く、「去年来て良かったので、また来た」という声も複数挙げられていました。
 寄せられた感想の中には「文字はアートだと知った(書道)」「制作の時間と手間が感じられる作品に触れ、こんな世界もあるのかと感じた(工芸)」「上手さに子どもが驚いていた(絵画)」など、新鮮さをもって鑑賞された方が多かったようです。普段あまり美術に触れることのない人でも、気軽に肩の力をぬいて楽しめるということは本展の意図するところでもありますが、アンケートを拝見し、その役目は少なからず果たせたのではないかと感じております。
 また、会場演出につきましても「斬新なフラワーアートが空間を活かしていた」「和風なのに現代的な感じもして新鮮だった」「アート鑑賞の後の一服が心を和ませる」などのお言葉が多数寄せられていました。
 今年もご来場いただいた多くの方々に、束の間日常を忘れ、芸術を和やかに楽しむひと時をすごしていただくことができました。最後になりましたが、本展の成功はひとえにご出展いただきました皆様方のおかげでございます。あらためて、心より感謝申し上げます。

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