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文芸ガラス加賀友禅展「彩の言ノ葉2013」

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開催概要

詩歌とガラス友禅の艶やかなハーモニー

 2013年、晩秋の金沢。兼六園の松が雪吊りの準備を始めるころ、今年も「彩の言ノ葉」が開催のときを迎えました。
 兼六園からお堀通りをわたり、重要文化財のある石川門口から金沢城公園へと入園すると、すぐ正面に見えてくるのが本展会場となる河北門です。2010年の再建時に特設された木製の階段を上って2階へと足を運ぶと、能登ヒバの香りが清々しく香る櫓内部が本展の展示スペースです。
 白い和紙であつらえた展示台を4列に配し、その上に総数230点もの文芸ガラス加賀友禅が整然と並べられました。
 加賀友禅の特徴である艶麗な色彩にガラス特有の透明感が加わり、いっそう色鮮やかに輝くガラス加賀友禅が櫓内の奥までずらりと並ぶそのさまは、まさに壮麗な美しさです。それぞれのガラスのなかでは言ノ葉が紡ぎだす情景を加賀友禅が艶やかに彩ります。同じ花や似た染色を用いても、詠われる言葉ひとつでガラスのなかの世界はがらりと表情を変え、わずか20センチ四方の枠のなかに各作品の個性が伸びやかに広がっていくかのような仕上がりとなりました。また、今回は昨年の第1回展よりも加賀友禅模様のヴァリエーションを増やしており、作品世界をより多様に表現できたかと思います。
 さらに、会場には秋の金沢を表現したフラワーディスプレイを施すとともに、会期中はミス加賀友禅の皆さんが気品ある着物姿で来場者を出迎え、会場に華を添えました。
 今回は金沢市、金沢市教育委員会、北國新聞社の後援を得て、より広範にわたって告知をすることができ、長からぬ会期ながらも来場者は3500人超を数えることができました。
 ふらりと立ち寄ったという方々も最初は戸惑いながらも、ミス加賀友禅らによるガラス加賀友禅の説明を受け、色紙や短冊に書かれたものとは一線を画するような艶やかな文芸展を興味深く鑑賞していました。
 本展では、加賀友禅の美しさや歴史ある会場、華やかなミス加賀友禅のお出迎えなど、金沢らしいおもてなし精神をふんだんに取りいれることで、観る人がゆったりとした気持ちで詩歌作品に親しむ、そんなひとときを楽しんでいただけたのではないかと感じております。

 

アンケート結果

アンケート結果から

 会場では、来場者を対象にアンケート調査を実施し、計446件のご回答をいただきました。
 本展には、観光客や地元市民など、大変多くの方々にお立ち寄りいただくことができました。観光スポットとしても有名な金沢城公園での開催ということもあり、週末には1日に1000人以上もの来場者を数えました。
 昨年もご好評いただいたこの会場ですが、このたびのアンケートにおいても重厚な木組みの河北門について、「伝統文化に触れる場所としてふさわしく、効果的」などのお言葉をいただいております。
 また、地元市民からのお声では、「石川のよさをあらためて感じた」「加賀友禅が有効活用できて感激」など、詩歌と融合した加賀友禅の新たな可能性に多数の支持をいただきました。
 詩歌作品については、「家族を想う歌が多く、心が温かくなった」「最初は興味がなかったが、作品を見て思いを感じることができた」など、さまざまなコメントが寄せられています。
 本展では、美しいガラス加賀友禅とともに、詩歌の魅力を効果的にアピールすることができたのではないかと感じております。これもひとえにご参加いただきました皆様のおかげと存じ、あらためて心より感謝申しあげます。

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