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熊本芸術祭 和楽2018 2018年10月10日(水)~14日(日) 熊本県立美術館 本館 開催報告

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開催概要

多彩な作品が芸術のエールを送った美の祭典

 秋空のもとで熊本城復旧工事が着々と進められていた2018年10月、隣接する熊本県立美術館にて和楽第9弾となる「熊本芸術祭 和楽」が開催されました。
 熊本県立美術館は熊本城二の丸公園内に位置し、古代から現代までの美術を網羅する総合美術館です。古代美術による「装飾古墳室」や、細川家伝来の美術品や資料を保存・公開する「細川コレクション」など熊本ならではの特色ある展示でも知られています。
 今回の「和楽」では、この1階展示室にて日本全国から出展された個性豊かな作品181点が展示されました。本展では現代日本で活躍する作家に焦点を絞り、絵画、書道、写真、工芸などの美術作品と、詩歌(短歌、俳句、川柳、詩)にイメージイラストを合わせた文芸アートが会場を彩りました。また、今回は2016年に起こった熊本地震の復興支援のための「和楽」でもあったため、熊本の未来を担う子どもたちのアートとして、地元のアートスクールに通う4歳から17歳までの生徒たちの作品が併せて展示されました。
 今回は、例年以上にバラエティ豊かな展示構成となり、ご来場された方々にも最後まで飽きることなく多彩な作品群を楽しんでいただけたかと思います。絵画だけをみても、油彩、水彩、日本画、パステル画……とさまざまな手法が並ぶことでいっそう際だつ各作家の個性に、来場者らはたびたび歩を緩めてはじっくりと作品に見入っていました。
 また、子どもたちの伸びやかな作品を微笑ましくご覧になられる方や、小さなお子さんが現代作家の作品の迫力に驚嘆の声を上げる様子などが見られ、芸術を介しての世代交流といった場面がしばしば見受けられました。
 会場では作品をご覧になった方々に、出展作のポストカードを1枚ずつ進呈していましたが、1枚を決めかね、思い悩まれる方も多くいらっしゃいました。
 さらに、このたびは出展作家の皆さまより熊本復興のための応援メッセージをいただき、作品に添えて展示しておりました。会場で実施したアンケートにおきましても、皆さまの心のこもったメッセージに対する感謝の言葉が多く、なかには「全国の方々からの熊本への想いが伝わり、涙が出てきました」というコメントもありました。
 今回は、熊本の方々に多様な芸術表現を楽しんでいただけたことを喜ばしく感じるとともに、あらためて芸術が作家と鑑賞者をつなぐエールとなり得ることを実感した展覧会となりました。

熊本県立美術館にて和楽第9弾となる「熊本芸術祭 和楽」が開催されました。

「熊本芸術祭 和楽」参加に寄せて

 熊本震災から2年半、まだその傷跡残る熊本城内県立美術館におきまして、今回は「熊本芸術祭 和楽」へ子ども達の作品を展示させて頂く機会を得ることが出来ました。
 子ども達の作品としては絵画コースの3m程の大きな自由絵画、お線香の絵、砂絵やステンドグラス、点と線の絵、油絵や造形粘土、そして書道コースの書や硬筆などでしたが、美術展で、それも大人の方々の幅広いジャンルの作品の数々とご一緒させて頂きましたことは子ども達にとって初めての貴重な体験となりました。

 そして今回は、この「和楽」美術展での全国の作家様方からの温かい心の励ましのメッセージの一つひとつをとても嬉しく感じました。
 皆さまのメッセージが何より熊本の復興への大きな支えとなったことと思います。
 また、今回の展示におきまして、六曜社様の細やかなお心配りと、お力添えを頂きましたことへ大変感謝いたしております。
 今、この美術展を一つの大切な経験として、今後も子ども達と一緒に作品制作に励んで行きたいと心を新たにしているところです。
 本当にありがとうございました。


楠目眞理子(熊本「帯山・川尻子ども教室」代表)

「帯山・川尻子ども教室」作品展示風景

「帯山・川尻子ども教室」作品展示風景

アンケート結果

アンケート結果から

 このたびは、お子様連れのご家族などを中心にたいへん多くの方にご来場いただくことができました。
 アンケートを拝見しますと、個々の作品について「作品の雰囲気に癒され、和みました」「文字から『力』を感じた」「臨場感があり心を打たれた」などたくさんの称賛の声をお寄せいただいております。
 展覧会全体へのご感想としましては、「同じ作品はひとつとしてなく、芸術の奥深さを感じた」「1日でこんなにたくさんの作品が見られてうれしかった」「ひさしぶりにゆっくりでき、ほっとした気持ちになりました」などの嬉しい言葉を多数いただきました。
 また、今回は「幸せの黄色いアンケート」と銘打ち、ご回答1件につき100円を熊本市ふるさと応援寄付金に寄付させていただきました。会期中はまだ熊本城も復旧工事のための足場で一部を隠された状態ではありましたが、ふたたびその勇壮な姿を見られるよう日々着々と進められる復興に、本展も微力ながらエールを送ることができたのではないかと感じております。最後になりましたが、本展の成功はひとえにご参加くださいました皆様のおかげと存じ、心より感謝申しあげます。

アンケートでは「同じ作品はひとつとしてなく、芸術の奥深さを感じた」「1日でこんなにたくさんの作品が見られてうれしかった」「ひさしぶりにゆっくりでき、ほっとした気持ちになりました」などの嬉しい言葉を多数いただきました。
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